夏の木の実いろいろ

木の陰に入ると降り注ぐ蝉時雨(せみしぐれ)、夏真っ盛りの花菜ガーデンです。

植物たちも夏休みをしたいのかしら。。いえいえ、着々と目的に向かって成長しています。それは『種の保存』、実を残すことです。

今日は樹木の成長過程の果実をご紹介してみます。完熟にはまだ時間がかかりますが、若く、青い実もよいものです。

【タイザンボク=泰山木】モクレン科モクレン属の常緑樹です。つやつやの葉に包まれたふっくらとした実はかわいらしいのですが、熟すと(ハロウインにぴったりな)びっくりするような種が顔を出します。

【カヤ=榧】イチイ科カヤ属の常緑樹。今、真ん丸な未熟な青い実がたくさんなっています。

【クリ=栗】ブナ科クリ属の落葉樹。秋に茶色くなって割れる実もまだ青く、トゲも柔らかそうに見えますね。

【ハマナシ=浜梨】バラ科バラ属。日本の野生種のバラです。こちらはだいぶ赤くなっています。ハマナシがなまってハマナスとも呼ばれます。

【ラクウショウ=落羽松】ヒノキ科ラクウショウ属の落葉樹。カヤの実に似ていますが、よーく見ると細かなヒビの線が入っています。熟すとこのヒビがどうなるのかな。。。

【キササゲ=木大角豆】ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉樹。細長い実が豆の鞘のように見えるで、木のササゲの名がつきました。

【モクゲンジ=木げん子】ムクロジ科モクゲンジ属の落葉樹。葉の形がセンダン=栴檀に似ていて、黒い実を数珠にしたことから栴檀葉菩提樹(セセンダンバノボダイジュ)ともいわれます。花も個性的なので春に見てくださいね。

暑い中ですが、休み休みゆっくりと、木々の若い実を探しながらお歩きになるのも、楽しいと思います。

Salt