初夏の園内<後編>


みなさま、こんにちは。
昨日に続き、<後編>をお届けします。

今回はアグリゾーンを中心に、気になったお花や野菜、植物をご案内します。
スタートは、<前編>の最後にふれた、「尾根見の池」の個人的おすすめフォトスポットです。

上の写真の場所がお気に入りです♪
Instagramでも何回か登場していますが、ウッドデッキからではなく、実は別の場所から撮影しています。

ここでーす!
写真では見えにくいですが、足元にロープが張られているので、見つけやすいと思います。
このあたりからベストスポットを探すと、上の写真のように、ラクウショウを額縁の様に見立てた自然あふれる雰囲気に撮れます。
色合いも季節ごとに移り替わりますよ♪(Instagram用に正方形ですが、ほぼ同じ位置です♪)


2019年9月。


2019年12月。

よろしければぜひ探してみてくださいね。
今は水辺そばで咲く澄んだ青色のアジサイもこの時期ならではの美しさです。

さて、ではアグリゾーンに向かって進みましょう。

「スペシャルショーガーデン」では、小さなお庭を3つつくり、展示しています。
「サポーターの皆さんが管理する庭」、「神奈川県立平塚農業高等学校の生徒さんたちの庭」、「ガーデナースタッフが管理する庭」です。
その内の2区画では、現在グラジオラスが開花しています。夏らしい鮮やかな色合いの花です。


生徒さんたちの庭は鮮やかな赤色。


ガーデナーが管理する庭は濃い紫~ピンク色。


こちらのオレンジは「田んぼたんぼ」そばの花だんに植えられています。
この他、ライムカラーも咲いていました。

「花菜ガルテン」では、キウイやブドウの棚が木陰を作っています。
上を見上げていると、お店でよく見かけるサイズのブドウが実っていました。

小さなブドウがたわわに実る「デラウェア」です!
名前の由来はアメリカのオハイオ州「デラウェア」で発見されたからだそう。
今ではすっかり馴染みのある品種になりましたね。
木漏れ日にツヤツヤと光っていましたよ。色づくのが楽しみですね。

足元の畑を見ると、ラッカセイの区画が広がっていました。
5月初旬にビニルポットから芽を出したラッカセイが、大きくなっていました。


(上の写真は5月9日Instagramより。「ラッカセイの芽がでた!豆がパカッと割れて成長します。秋の収穫に向けて準備中♪(休園中)」)


ぐんぐん成長して、黄色い花が咲いていました!
日を追うごとに花数も増え、次々と地中にもぐり、美味しい「ピーナッツ」になることでしょう。
そういえば、「ピーナッツ」は木の実(ナッツ)ではなく豆ですが、一説には”殻”がかたいので「ピーナッツ」と呼ばれているそうですよ。
名づけって面白いですね!

「触れん土ファーム」では、稲わらが敷き詰められていました。
そこから伸びる植物…黄色い花…?なんでしょう??

ここは「アトランティックジャイアント」という巨大なカボチャの畑でした!
ハロウィーンの時にオブジェとしてよく使われますね。
秋には大きな実をつけていることでしょう。
どこまで大きくなるか楽しみですね!

お隣の「田んぼたんぼ」では、稲も根を張り、夏らしい景色に変わりつつあります。

田んぼの周りは、アジサイの路があり、奥は様々な種類の木を植え、雑木林に見立てています。
よーく探さないと分かりづらいのですが、「ヒメシャラ」の花が咲いていましたよ。


ツバキに似た3cm弱位の花です。涼しげですよね。
ぜひ株元も見てみてください。咲き終えた花が地面に落ちている姿も美しさを感じます。
(花の見ごろは終盤ですので、どうぞお早めにお越しください。)

あぜのところに、小さな花が咲いていました。
「ヒメイワダレソウ(リッピア)」というお名前です。

ガーデナースタッフいわく、「踏めば踏むほど株が締まって丈夫なカーペット状になる」そうですよ。
びっしりと咲いているとあぜが色づいて見えますね。

お隣のハスのエリアでは、早い株はつぼみが上がってきていました。
見ごろはまだまだ先ですので、これからもっと茂ってくると思います。
花の時期を長く楽しめるよう、一部開花調整をしていますのでこれからが楽しみですね。

最後は「君はどうしてもそこから咲きたいのね…」と感心してしまったハスのつぼみ。
自分の葉を突き刺し、穴をあけ、天に向かって成長しています。
毎年何輪か見ますが、自分を信じて真っすぐに突き進む姿は見習いたいものです(?)。

<後編>いかがでしたか。
ここでは紹介していない区画でも、様々な花や、木々の濃淡、実る果実や野菜などをお楽しみいただけます。
皆さまのお越しをお待ちしております。

エリー