雨のあとの希望

 

バラ園のモダンローズのエリアで咲いている『希望』です。花弁の表が赤で裏に黄色の入る覆色咲きのバラで、曇り空の下でもひときわ明るく輝く姿は、その名にふさわしいと思われます。

このところの災害の被害の状況を知るにつけ、何か心強くなれるとよいなと思い写真を載せてみました。先日の台風でバラたちも無害ではなく傾いたり、枝折れたり、傷ついたりしましたが(ガーデナー達の努力やバラ自身の回復力で)見事に盛り返してくれました。

他にもエールにふさわしい名のバラを写真とともにご紹介してみますね。

ミニのツルバラの『絆』(きずな)です。東日本大震災の後の公募で名づけられました。わずかですがこの秋も返り咲いていてくれました。

香りのバラ園の『あゆみ』です。大輪で軸のしっかりした、まっすぐな素直さがあります。嵐で外側が傷つきましたが、見事に咲いてくれました。

イングリッシュローズの『スカイラーク』そう、雲雀(ひばり)です。春も秋もたくさんの花を付け、明るく空に向かって開く姿にファンが多いです。柔らかな雰囲気で、周りの植物とも自然に馴染むのも日本人好みかも知れませんね。

言葉なく静かにたたずむバラたちですが、傍らに立って心安らいでいただけるとうれしいです。

Zalt