毎朝、真っ白に霜が降りる日が続いていますね。
寒さが苦手な植物に防寒用の不織布を毎日掛けて帰り、毎朝取り外す作業がガーデナーの日課になっています。
でも、毎年冬を乗り越えている植物は、ガーデナーの手を借りなくてもちゃんと自分で準備をしています。
葉で作った栄養を体に取り込んで休眠する落葉樹たち。足元の落ち葉がまるで毛布のようです。
これは池のほとりの【ラクウショウ】フカフカで暖かそうですね。
【カエデ】の足元はウールのスカートのように見えます。
雑木林の中で、落葉樹なのに茶色の葉をつけたままの木もいます。
これは【コナラ】同じブナ科ブナ属のカシワやクヌギも葉が春まで落ちずに残ることが多い木です。
離層の発達が悪いためだそうですが、帽子をかぶって寒さをよけているようにも見えますね。
早春に花を咲かせる【シナマンサク】も春まで葉が落ちません。【マンサク】はきれいに落葉するので区別がつきます。
春咲きの花木たちは蕾や芽を守るため、きっちり着こませています。
これは【サクラ】のソメイヨシノ。鎧をつけたようなうろこ状のものは芽鱗というそうです。
フクフクした毛皮を着こんだ木も。
鈍い銀色のコートは【ハクモクレン】の蕾、白い毛のコートは【ハナモモ】の蕾です。
皆、冬支度は万全のようです。
皆様も暖かな身支度で、木々たちの冬支度の様子をご覧になりに来てください。
そうそう、来週の土曜日26日には樹木ガイドツアーもあります。
もっと詳しく木の様子を知りたい方は、ぜひご参加を。(詳細は<イベント>のコーナーをご覧ください)
Zalt
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