秋なのに。。。ナシの花⁉

やっと夜温が下がり始め、雨も降るようになりました。植物もほっと一息でしょうか。

が、そんな中、果樹園に異変⁉が。。。

【ナシ】が花をつけたのです。

それもかなりの数の。

いったいなぜ??

よーく見ると、花の咲いた芽には葉がついていません。長梅雨で水をもらい過ぎていた後、高温と日照りが続き、木が消耗した上の強い風雨で、身を守るため葉をだいぶ落としてしまった【ナシ】。

夏の間に花芽分化(来年の花芽を作る)はしていたのですが、そのあと、葉によって作り出される開花抑制物質(植物ホルモン)が秋から冬に芽に送り届けられる間もなく、落葉してしまったのです。

開花抑制物質は冬の寒さで徐々に減り、春の気温の上昇とともに開花のスイッチが入るはずでした。が、ブレーキのない状態で気温だけが高いため‘春だぁ~’とばかりに咲いてしまったのです。

来春は花が減ってしまいますね。残念!でも秋空に映える【ナシ】の花も今年の気候ならではかと。

来園の際には、果樹園フルーツフルファームに足を延ばして、じっくりご覧になってみてください。

Salt