サポーター講習会(木村正典氏)を行いました。

昨日は、NHK「趣味の園芸 野菜の時間」の講師で、農学博士の木村正典氏をお迎えして、植物学「生態系における植物の位置付けと役割 ~土作りと病害虫獣雑草との共存の基礎を知る~」を開催しました。

モノカルチャーの歴史と問題点を知り、良い土の作り方、良い環境の作り方について考えました。

モノカルチャーを止めて混植にすること、裸地ではなく密植にすること。
それは、生物の棲みやすい多様性の豊かな状態を作り出し、生物の生態系の仕組みを利用した栽培ができて、人にも生物にも優しい環境を作り出します。

病害虫や雑草は排除するのではなく、共存を図るという考え方に転換すること。
農業昆虫学者の桐谷圭治の「害虫も益虫もただの虫も同じ虫である」、「管理すべきは病害虫ではなく、生物多様性である」という言葉は、いまの人間社会と同じことを言っているように思いました。

次回は、1月15日(日)午後2時です。
テーマは、「植物の進化と分類、学名 ~植物の仲間とつながりを知る~」です。
まだ申し込めますので、是非、ご参加ください。

ご参加になったサポーターの皆さん、お疲れさまでした。
木村先生、ありがとうございました。