昨日は、NHK「趣味の園芸 野菜の時間」の講師で、農学博士の木村正典氏をお迎えして、植物学「植物の進化と分類、学名 ~分類体系と学名の成り立ち・意味・読み方を知る~」を開催しました。
薔薇と桜と苺と桃。
これらは同じバラ科の植物です。
確かに、いずれもそっくりな花を咲かせます。
(薔薇は、原種の一重の薔薇を思い浮かべてください)
菜の花と白菜と大根と葉牡丹も似た花を咲かせます。
これらは、アブラナ科に属する植物です。
このように、その植物の科や属を知ることは、その植物への理解を助けます。
講義では、植物の分類を表す学名の成り立ちや付け方、読み方についても解説がありました。
学名についてのお話しは、なかなか聞く機会がないので、とても貴重な体験だったと思います。
ちなみに、日本で最も多くの学名を付けた植物学者、牧野富太郎は、4月から始まるNHK朝の連ドラ「らんまん」の主役として描かれるそうです。
ドラマの中でも、学名の付け方についてのお話しがあるかもしれませんね。
木村さんの講習会は、3月までは「植物学」で、4月以降は「野菜づくり」になります。
2023年度の偶数月(4月、6月、8月、10月、12月、2月)の第3日曜日の午後に、「野菜づくり」に関するお話をうかがいます。
ご自分で野菜を作られている方は、質問したいことがたくさんあると思います。
楽しみにお待ちください。
次回は、2月19日(日)午後2時です。
テーマは、「植物の形態と生存戦略 ~植物の形態的生存戦略を知る~」です。
まだ申し込めますので、是非、ご参加ください。
ご参加くださった皆さん、お疲れさまでした。
木村先生、ありがとうございました。