夏の花たちが、元気に咲いています。

真っ青な空の白い雲の下、蝉しぐれと風鈴の音が響く花菜ガーデンです。

【サルスベリ】の花が盛りです。

英名のクレープ・マートルの名の通り、クレープ=縮緬(ちりめん)状の花弁が特徴です。

当園には神奈川県の育成品種のディアシリーズ(写真はディア・ルージュ)や野生種の【シマサルスベリ】など90品種がコレクションされています。

 

サルスベリは炎天にこそ映える真夏の花、見ごたえがあります。

【ムクゲ】の花も夏に強い花。一日花にもかかわらず、絶え間なくたくさんの花を咲かせてくれています。

  

同じくアオイ科の一日花の【タイタンビカス】も負けずによく咲いています。

花色もバラエティがあって、見比べてみるのも楽しいです。

 

  

【ヒマワリ】もよく咲いています。

キッズファームや

触れん土ファーム、

花菜ガルテンなどで咲いています。

キッズファームの畑では【ワタ】の花が咲き始めました。

和綿(わわた)の花は咲はじめは淡い黄色で(同じアオイ科のオクラの花によく似ています)、時間とともに茶色ががったピンク色に。

その花色も美しいです。

 

洋綿の花は薄く黄色みがかった白花です。

どちらも午前中、早い時間が見頃です。

同じ畑には日本の【フジマメ】の仲間で蔓と鞘が赤紫の ‘ドリチョス・ラブラブ・ルビームーン’ が伸びています。

アフリカ原産。ファンシーな名前は学名(Lablab purpureus)からきています。

傍では赤花の【ソバ】 ‘高嶺ルビー’ の花や

スーパーフードとして注目の【アマランサス】もご覧になれます。

入口正面の三日月山の夏の植栽はキク科<三人衆>の立体的なパッチワークのような花壇です。

 

朱色と黄色の【フレンチ・マリーゴールド】と

 

オレンジ色の【ジニア】と

青紫色の【アゲラタム】です。

遠目にも模様がよくわかるようになり、楽しい景色になっています。

少し珍しい多年草の花もご紹介しましょう。

どちらも香りのバラ園にあります。

人の背丈ほどの大型植物、洋種のフジバカマ【ユーパトリユーム】‘スイート・ジョー・パイ’です。

北米出身でハーブとしても利用されるそうです。

もう一つはヘラクリフォリア系の【クレマチス】‘ミセス・ロバート・ブライトン’。

日本のクレマチスの野生種クサボタンにとても近い品種。

大型の木立性になり一見クレマチスらしからぬ見た目です。

冷たい飲み物と、日よけ帽子を持って、休み休みの散歩をお楽しみにいらしてください。。