花壇いろいろ(^^♪

自然のBGMが蝉時雨(せみしぐれ)から虫の音に変わりつつありますね。
植物たちもしのぎやすくなったようで、花壇の花たちも勢いを取り戻しつつあります。

今ならではの花壇をご紹介してみます。

こちらは花菜ガルテンの【ペチュニア】花壇です。梅雨前に植え、花を楽しんだ後、梅雨明けをみはからって(いっぺんにに花がなくならないように2度に分けて)切り戻したもので、再び花が上がって咲きそろいました。

 

出身は南米大陸で、朝顔のような花の形ですがナス科の植物です。高温多湿が苦手なので、切り戻し作戦は日本の気候では有効です。

 

次は入園されると正面に見える丘の三日月山の花壇です。

今年は【アンゲロニア】の三色植えになっています。西インド諸島出身のオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の植物で、暑さと乾燥に強く、花殻摘みの手間もほとんどかからないので、近年は夏の植栽用に人気があります。

 

このところの雨で、もうひと伸びし、10月半ばくらいまで見頃が続きそうです。楽しみですね。

 

最後はレストランのテラス席からも眺められるグリーンフィールドのボーダー花壇です。土地の気候に合わせた宿根草中心のナチュラリスティックな植栽を目指して管理しています。

盛夏は紫外線に負けないビタミンカラーの赤・黄・朱色の花々が中心でしたが、ここにきて落ち着いた茶や黄金色になっています。

 

ナチュラリスティックとは自然の植生からインスピレーションを得て、花だけではなく植物のすべての生育過程に目を向け、四季折々の姿を楽しむものです。

写真の【ルドベキア】も8月は黄色の花群でしたが(先の写真)今は焦げ茶色の種(後の写真)が残り、秋らしい風情です。

パンパスグラスのカフェオレ色の花穂やアジサイ‘アナベルの’薄茶の花殻と相まってのハーモニーはこの時期ならでは。

花壇といっても色々です。それぞれ(お好みで)の花壇をお楽しみください。